日本の大学受験について

日本のほとんどの大学学部・大学院・専門学校の入学試験では、日本人受験者のための一般入試の他に、外国人留学生のための特別選考が行われています。

日本留学試験(EJU)対策授業

大学学部の入学試験においては、国立大学法人の95％、公立大学の65％が、日本留学試験の受験を義務づけています。私立大学でも44％が日本留学試験の受験を必要としています。日本留学試験を受験していないと学校選択の幅が狭くなりますので、必ず受験しましょう。日本留学試験は、毎年６月と11月の年２回実施されます。

日本留学試験は、以下の科目から受験希望の大学等が指定する受験科目を選択して受験します。

おおざっぱに言って文科系の学部・学科では日本語、総合科目および数学コース１の受験を求めています。理科系の学部・学科では、日本語、数学コース２および理科２科目の受験を求めています。この他の組み合わせを選択しているところもありますので、学校・学部・学科ごとに確認する必要があります。
本校では、他の日本語学校では例を見ない日本の有名進学予備校の講師等を招き、充実したEJU対策授業を開講しています。

英語の試験対策

英語の受験が必要な学部・学科には、大学独自の英語の試験問題を作成して実施しているところと、次のような英語試験の成績提出を求めるところとがあります。
TOEFL、TOEIC、IELTS
英語の試験を課す場合に、国立大学法人の多くはTOEFLの試験成績の提出を求めています。本校では、英語の基礎学力と応用力を養うため、「英語」講座を開講しています。

面接試験対策

本校では、クラス担任が放課後に面接練習をします。その後、希望者に対して別の教職員が模擬面接を行い、
自信を持って受験できるよう指導を行っています。

大学院試験対策

研究課題の決定や研究計画書の作成等、大学院試験の準備に役立つ指導を対策授業の中で行います。
その後は、各自の計画書や面接の内容について、個別に指導しています。

日本語能力試験

日本での進学や就職のために毎年ほとんどの学生が日本語能力試験を受けます。
2010年から試験の形式が変わり、問題も公開されなくなりましたが、基本的な日本語力は従来通り毎日の授業で養い、中級に入ったら、午後の選択必修授業で、試験のための対策授業が取れるようになっています。