空港で在留カードをもらいました。この後に何かすることはありますか。
住居地を定めてから14日以内に,在留カードとパスポートを持参の上,住居地の市区町村の窓口でその住居地を届け出る必要があります。
引越しをしました。何かすることはありますか。
引越しをした日から14日以内に,在留カードを持参の上,それまで住んでいた市区町村の窓口に「転出届」を、また引越し先の市区町村の窓口に「転入届」を出してください。また、学校にも住所変更の届け出をしてください。
1年半コースに在籍していますが、まもなく在留カードの有効期限が切れてしまいます。どうすれば良いですか。
入国管理局で在留カードの有効期間更新申請が必要となります。出席率が悪い場合以外は、学校で更新申請を行ないます。事務局の指示に従って指定期日までに書類を提出してください。
在留カードを無くしてしまいました。どうすれば良いですか。
在留カードの紛失,盗難又は滅失等をした場合には,その事実を知った日(海外で知ったときは再入国の日)から14日以内に入国管理局で再交付申請をしてください。
(注) 申請の際には,在留カードを持参する代わりに事実を証明する書類が必要になります。
警察官に呼び止められ、在留カードを見せるように言われました。見せなくてはいけませんか。
在留カードは常時携帯することが必要で,入国審査官,警察官等から提示を求められた場合には,提示する必要があります。
夏休みに母国に帰ろうと思います。何かすることはありますか。
一時帰国する場合は、「みなし再入国許可」の手続をしてください。なお、再入国は1年以内または在留期限内と定められています。
国民健康保険には入らなければいけませんか。
「留学ビザ」で日本に入国した学生は、全員が国民健康保険に加入する必要があります。病院で払う治療費はかかった費用の30%で済みます。保険料についても留学生の場合は減免制度がありますので、毎月わずかな額(市区町村により月額1,000〜2,000円程度)です。加入手続きは、市区町村に住みはじめてから14日以内に役所でしなければなりません。手続きには在留カードが必要です。国民健康保険証には、有効期限があり、毎月の保険料が支払われていないと、保険が適用されませんので、注意してください。
アパートの部屋の壁が汚いので、白くペンキを塗りたいのですが。
契約内容はアパートの『賃貸契約書』によりますが、一般的にはそのような部屋の改造・改装は認められていません。釘一本を打つことも認められないことが多々あります。改装等をしたい場合は、不動産屋または大家に問い合わせてください。勝手に改装すると退出するときに多額のお金が請求されます。
アパートに友だちと一緒に住みたいのですが。
日本の民間宿舎では、契約した人以外の人は住むことができません。これは諸外国と異なる日本の社会習慣の一つです。もし二人で住みたい場合は、最初からそのことを不動産屋(大家)に言っておく必要があります。
指定された場所にゴミを出したのに、近所の人に怒られました。納得いきません。
多分、ゴミを出す曜日・時間が違ったのではないでしょうか。日本の各地域では家庭から出されるごみは、すべて決められた方式で分け、決められた日時に、決められた場所に置かなければゴミ収集車が集めてくれませんので、地域住民全員がそのルールに従わなければなりません。分別したゴミを出す曜日・時間や場所は、地区によって異なります。可燃ゴミは1週間に2回くらい、不燃ゴミは1週間に1回の回収が普通です。ゴミの出し方は、寮の管理人、大家、不動産屋などに聞いてください。
夜、友達と談笑していたら、隣の住人からうるさいと怒鳴られました。部屋で何をしようと個人の自由ではありませんか。
外国人学生にとって、同じ国の友人同志が集まり母国語で思い切り話し合うことは、精神衛生上も大切なことです。しかし、話が弾んで気がつかないうちに自分が考えている以上の大声になることも珍しくありません。集まりが夜の10時以降になる時には、周囲の人々は睡眠をとる時間だということを忘れないで、声を小さくするように配慮してください。
どこの家庭でも、夜の10時を過ぎると、できるだけ生活音を響かせないように気をつけています。ドアの開閉はもちろん、階段の上り下りの音にも気を配ります。またテレビの音量も低くします。ラジオやCDを聞く時はイヤホーンを使うなどの配慮も必要です。特に夜遅くには掃除機、洗濯機など振動音の出る機器の使用は控えてください。
ずっと同じ場所に放置されている自転車があります。多分捨てられたものと思いますが、これを利用しても良いですか。
それらの自転車は「放置自転車」と呼ばれ、地域を管理する役所が対策に悩む問題の一つになっています。しかし、それらの自転車を拾って使ってはいけません。日本では、自転車は盗難防止のために登録制になっています。警察官に調べられた時、拾った自転車であることが分かり「自転車どろぼう(窃盗罪)」になってしまい、強制退去になる場合もあります。
生活が苦しいので、奨学金が欲しいです。
根気よく探すと比較的多くの奨学金が日本にはあります。本校掲示板でも奨学金情報を掲示しますので、奨学金情報を把握し、あなたの条件に合う奨学金を探し、諦めずに何回でも申請する努力が大切です。
生活が苦しいので、アルバイトをしたいです。
在留資格が留学の人は一定の条件でアルバイトをすることができます。短期滞在ビザの人はアルバイトをすることはできません。
学費や生活費の不足を補うために、勉強時間の合間にアルバイトをしなければならない外国人学生も少なくないようです。しかし「留学」の在留資格は、原則的には働くことを禁止されている在留資格です。したがってアルバイトをするためには入国管理局の許可が必要です。入国の時に資格外活動許可を受けていない場合は入国管理局であらためて申請してください。また、決められている条件に違反しないようにしなければなりません。一度許可を受けていればアルバイト先が変わっても有効です。
資格外活動許可を受けた時、アルバイトが決定した場合、アルバイト先を変更した場合は、必ず学校事務局に届け出てください。
アルバイトの条件1−時間について「留学」の在留資格を持つ人が許可される資格外活動(アルバイト)は原則として以下の範囲にかぎられています。1週について28時間以内(夏期、冬期および春期休暇中は1日8時間以内)の活動。複数のアルバイトをしている場合、合計で週28時間です。
アルバイトの条件2−働く業種について決められた時間以内であっても、風俗営業関連の業種で働くことは厳しく禁止されています。バー、キャバレーなど客席に同席してサービスする業種、性風俗に関連する業種、ギャンブルのような業種(パチンコ屋、マージャン屋など)です。こうした業種の店では、皿洗いや掃除でも、働くことが禁止されています。
日本は地震が多い国と聞いています。気をつけることはありますか。
必要以上に恐がる必要はありません。ただし、地震とはどういう状態なのか、もし起こったらどうすればいいのかを知識としてではなく体験として身につけておいてください。
本校では、授業の一環として、防災館で防災体験を行います。防災館では地震体験コーナー・消火体験コーナーなどが設けられています。実際に体で感じたり、実物を見たり触ったりすることで、日頃から慣れておくことがとても大切です。
夜中にお腹が痛くなりました。どうすれば良いですか。
病院の診療時間は朝9時から夕方4時くらいまでというところが多いので、夜中には当然診療していません。また、日中でも医療機関は通常、日曜日、祝日、年末年始は休みです。それ以外にもお盆の時期(8月中旬)に夏休みをとったり、土曜日の午後は休診していたりするところもあります。
市販の薬でしばらく様子をみて、耐えられないようであれば救急外来をやっている病院に行きましょう。急病になった時にゆっくり調べている時間はありませんから、自分の住んでいる地域で救急外来を行っている医療機関の連絡先を今から調べてメモしておくといいでしょう。また、東京都では「医療機関案内サービス ひまわり」が電話で音声サービスを救急外来の情報提供をしています。電話: 03-5272-0303(24時間受付)
なお、明らかに命にかかわるような緊急事態であれば、すぐに救急車を呼びましょう。以下は救急車の呼び方です。
電話で「119」にかける。
「火事ですか、救急ですか」と聞かれるので「救急です」と答える。
状況を正確に伝える。(いつ、誰が、どこで、どうした、今どんな状態か?)
こちらの場所(住所や目立つ建物など)、名前、電話番号を知らせる。
トラブルに巻き込まれました。どこに連絡すればいいですか?
まずは日本語学校事務局に連絡をして下さい。